浜田広介


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浜田広介(はまだ・ひろすけ)

1893〜1973。山形県生れ。大正7年英文科卒。「ひろすけ童話」の名で呼ばれ人々に親しまれつづけている浜田広介の原点は、人間を本質的に善意なものととらえる思想にある。

処女作『黄金の稲束』の百姓が老馬を思いやるやさしい心は、その後の作品の中に続くものである。『椋鳥の夢』では、母鳥の死を雪の夜の夢が暗示する描写が悲しいまでに美しい。諦観的イメージという評もあるが、人々の心に訴えるこのやさしい心の織りなす美しい童話の世界である。

参考図版

図書『ひろすけ童話読本』第3集 浜田広介著 大14.9 文教書院 図書『椋鳥の夢』 浜田広介著 大10.8 新生社 (川上四郎装幀・画)
図書『蠅の目と花』 浜田広介著 昭16.7 フタバ書院 初山滋画