正宗白鳥


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正宗白鳥(まさむね・はくちょう)

1879〜1962。岡山県生れ。明治34年文学科卒。その前に史学科、英語科に学んだので、学苑での歴史は長い。卒業後読売新聞社に入社、劇評その他に辛辣な筆をふるった。作家に転じたのは明治40年からで、「早稲田文学」に連載した『何処ヘ』により、自然主義作家としての地位を築く。その作風は、はじめから自然主義文学の特色をはっきり備えていた点で、人生の悲喜への冷静な観察が主であった。

自然主義全盛の明治文壇で第一線にあった白鳥は、同時代の多くの作家が去ってゆくなかで、大正震災後は小説とともに作家論、随想などの比率が多くなったが、なおも旺盛な作家活動を続けた。

参考図版

図書『白鳥集』 正宗白鳥著 明42.5 左久良書房 小杉未醒挿画 人物写真読売月曜会の人々 前列左より近松秋江,後閑宜太郎,正宗白鳥,後列左より東儀鉄笛,島村抱月
図書『落日』 正宗白鳥著 明42.12 左久良書房 (中沢弘光装幀) 自筆資料正宗白鳥 『震災小記』 原稿
自筆資料正宗白鳥 『若葉の頃』原稿 図書『今年の秋』 正宗白鳥著 昭34.5 中央公論社 (奥村土牛装幀)
図書『人生恐怖図』 正宗白鳥著 昭37.12 河出書房新社 (熊谷守一装幀,題字自筆) 図書『一つの秘密』 正宗白鳥著 昭37.11 新潮社
図書『安土の春』 正宗白鳥著 大15.3 改造社